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三界(さんがい)


【分類】

【解説】

仏教で想定されたこの世界の構造。従って、厳密には三界は地名ではなく世界の分類法なのだが、内実は具体的空間の概念となっている。

悟りを開くことができなければ、永遠にこの三界の中に生まれ変わり続ける(「輪廻(りんね)」と言う)とされたので、この絶望から逃れる為に様々な解脱法が考案された。

三界六道一覧表
三界 六道 (住処) (小目) (細目) (読み)
むしきかい
無色界
(非処) 非想非非想処ひそうひひそうしょ
無所有処むしょうしょ
識無辺処しきむへんしょ
空無辺処くうむへんしょ
しきかい
色界
くうご
空居
しぜんてん
四禅天
色究竟天しきくきょうてん
善見天ぜんけんてん
善現天ぜんげんてん
無熱天むねつてん
無煩天むぼんてん
広果天こうがてん
福生天ふくしょうてん
無雲天むうんてん
さんぜんてん
三禅天
遍浄天へんじょうてん
無量浄天むりょうじょうてん
少浄天しょうじょうてん
にぜんてん
二禅天
極光浄天ごくこうじょうてん
無量光天むりょうこうてん
少光天しょうこうてん
しょぜんてん
初禅天
大梵天だいぼんてん
梵輔天ぼんぽてん
梵衆天ぼんしゅてん
よくかい
欲界
ろくよくてん
六欲天
他化自在天たけじざいてん
楽変化天らくへんげてん
覩史多天としたてん
夜摩天やまてん
じご
地居
三十三天さんじゅうさんてん
四天王してんのうてん

修羅
畜生
餓鬼
(各処) しだいしゅう
四大洲
倶廬洲くるしゅう
牛貨洲ごかしゅう
勝身洲しょうしんしゅう
贍部洲せんぶしゅう
地獄 (地下) 八大地獄 等活地獄とうかつじごく
黒縄地獄こくじょうじごく
衆合地獄しゅうごうじごく
叫喚地獄きょうかんじごく
大叫喚地獄だいきょうかんじごく
焦熱地獄しょうねつじごく
大焦熱地獄だいしょうねつじごく
無間地獄むけんじごく

六道は六趣とも言う。また、修羅道の独立を認めずに五つしか数えない場合もある。

尚、この世界観は道教の「三十六天説」に取り込まれるが、その場合三界は「二十八天」と数えられる。また、欲界に人間界以下は含まれない。三十六天説は「天界」の構造を記述したものだからである。

水月

【参考文献】