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 アプサラス (Apsaras)

 インドの神話。天界に舞う、水の精。乳海攪拌の時に生まれた半神族
である。アプサラスとは、「水の中で働く者、雲の間を行く者」という
意味である。

 彼女達は常に水と関係が深く、自由な姿を取ることが出来るが、一般
的には美しい女性の姿をしている。西洋のニンフとイメージが近いだろ
う。その官能的な美しさは、数々の英雄や聖者達を誘惑した。天上の踊
り子とも呼ばれ、インドラの住まいであるスワルガで、華麗な舞を披露
している。
 また、『ラーマーヤナ』においては、彼女達は戦争で死んだ戦士達の
魂を、輝く戦車で天国に運ぶという。その様は、北欧のワルキューレ
思わせる。
 アプサラスの伴侶は、ガンダルヴァであるいわれる。彼女達はガンダ
ルヴァ達と共に森の木々、特に神聖な木であるニヤグローダ、アシュヴ
ァッタ、ウドゥムバラに棲むとされる。時折、それらの木々の上から、
彼らの幻想的な演奏が聞こえてくるという。
 後に、アプサラスは婚礼の行列に恩恵を与え、賭博をする者達の守護
神になった。

 アプサラス達の中でも有名なのが、ウルヴァシー、メーナカー、ラム
バー、プランローチャなどである。