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 アスタロート (Astaroth)

 魔界の西方を支配する大公爵で、龍の様な地獄の獣に乗り、右手には
毒蛇を持った全身黒づくめの天使の姿で現われる。過去と未来を見通す
力を持ち、天界の創造・過ち・失墜の一部始終に精通し、人間を自由学
科の専門家にすることができる。
 ソロモンの72柱の内の1柱で、40の精霊の軍団を支配する。堕天
する前は座天使もしくは熾天使の地位にあった。
 バビロニアの女神イシュタルを元型としており、それがパレスチナに
伝わるとアスタルテと呼ばれ聖書に登場するようになる。この女神が
シュタル
と融合して、アスタロートと呼ばれるようになる。
 イギリスの伝説では、ファウストを訪れた地獄の7君子の1人で、蜥
蜴の姿で現れ、『尾はピカピカの煉瓦色、2本の足は小さく、しかも極
端に短くで黄色、腹は白とやや黄色、首は赤茶けた栗色で、ハリネズミ
に似た線のような爪が伸びていた』と伝えられる。 by 石田 真一