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バビロン (Babylon)
【分類】
オリエント神話(Near Eastern mythology)
ユダヤ・キリスト教(Jewish&Christian mythology)
土地(the name of a place)
【解説】
メソポタミアの古代の中心的な都市。マルドゥーク神を崇拝し、バベルの塔として有名な、巨大なジッグラッド(神殿)を築いた。また、世界7不思議の一つである「空中庭園」が建設され壮麗な景観を誇っていたと推測される。
SIN
大淫婦バビロン。
ヨハネの黙示禄に出てくる邪悪な都で“悪魔の住むところ”“汚れた霊の巣窟”、“地の王たちを支配する大いなる都”とも呼ばれる。女性の姿として表現され、紫と赤の衣をまとい、多くの宝石で身を飾り、手には姦淫の汚れで満ちた金の杯を持ち、神を汚す多くの名でおおわれた七つの頭と十本の角をもつ赤い獣にまたがっている。大いなる繁栄を享受し、諸国の王と手を結び比類ない権威を得るが、最終的に神の裁きの炎を受けて焼き払われる。
「七つの頭とは、この女が座っている七つの丘のことである」とあるように、女の正体は七つの丘の上に建設されたローマ帝国の暗喩と考えられる。(ローマの建設地は、長期にわたる凝灰岩の侵食によって凹凸状態になっている。北にクイリナリスとウィミナリス、中央にカピトリウムとエスクイリヌス、カピトリウムの南東にパラティウム、南にアウェンティヌスおよびカエリウス。以上、七丘である) 黙示禄には、七つの頭には七人の王がおり、五人はすでに倒れたが、一人は今王の位についており、他の一人はまだ現れていないが、この王が現れても位にとどまるのはごく短い期間だけである、とある。七人の王とはローマの七人の皇帝(ユリウス・カエサル、アウグストゥス・カエサル、テベリウス・カエサル、ガイウス・カエサル、クラウディウス・カエサル、ネロ・カエサル、ガルバ・カエサル)を指すと考えて間違いなく、ガルバ・カエサルの在位期間がわずか7ヶ月だったこともこれを裏付けている。
また、“以前いて、今はいない獣は、第八の者で、またそれは先の七人の中の一人なのだが、やがて滅びる”とあり、別の箇所には、獣の頭の一つが、死ぬほど傷を負ったが、その致命的な傷も癒えてしまったため、人々は驚き恐れ獣に従ったとあるが、ともにネロ・カエサルの再臨を暗に示していると思われる。ネロは死の間際にパルティアに亡命することを望んでいたため、彼の死後もユダヤ人の間では、反キリストはネロの姿で現れ、軍隊を率いて襲ってくるとの俗信が普及していたのだ。実際、ヘブライ語の文字綴りのネロ帝のフルネーム(NRWN QSR)を数字に換算し、合計すると666になる。(N=50,R=200,W=6,N=50,Q=100,S=60,R=200)
no-mu
【参考文献】
・「口語訳聖書」 日本聖書教会
・「聖書外典偽典3 旧約偽典T」 青土社