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八狐子(はっこし)
【分類】
中国神話(Chinese mythology)
【解説】
眼の赤い白猫で、非常に珍しく、そこにすでに妖味がある。
この猫が人家に侵入すると、誰かが病に倒れる。この猫はいわゆる、式神のような存在でもあるようだ。
この記録が存在するが、怪事というより、精神病理学的な臨床例にも受け取れる。
老婦人の元に、猫のようなものが入ってきたと感じて病になり、現実感を失った。この猫は病猫鬼というが、この老婦人は金持ちなのだが薬代をケチって服用を続けなかったので、それがもとで死んでしまったという。
猫を殺してその動物霊を使うのだそうで、この病猫鬼の作り方も存在する。
猫を飼いならしておき、1歳前後で死んだ赤ん坊が葬られたなら、その墓に猫を抱いて行く。屍体を掘り起こし、「うほ」を行い念呪する。その後で、赤子と猫の首をはね、赤子の頭を猫の腹に閉じこんで念呪をかけると、猫は人面猫身となって生き返り、術者の命令に従うと言う。
神楽 秋
【参考文献】
・『中国妖怪人物事典』 実吉達郎(講談社)