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金華猫(きんかびょう)
【分類】
中国神話(Chinese mythology)
【解説】
金華地方にいるという妖猫で、人に飼われて三年経つと妖化し、毎晩、屋根の上で月に向かって口をあけ、月光の精気を吸収する。
これを何年も続けると、人家を去り、深い山奥か古い仏寺道廟などの地下に穴居するようになる。
野生にかえったわけではなく、昼はそこに隠れて夜になると出てきて、相手が女なら美青年に、男なら美少女に化けてたぶらかす。
たぶらかされた者は、正気を失い病の床につくことになる。それを治すには、金華猫を殺して病人に食わせればいい。だが男ならメス猫、女ならオス猫でなければならず、間違えたらその人間は死ぬという。そして、それ以外に治す術はない。
また、金華猫は人家に入って水の中に放尿し、それを人間が飲むと、その人は金華猫が見えなくなるという。
神楽 秋
【参考文献】
・『中国妖怪人物事典』 実吉達郎(講談社)