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クマルビ
【分類】
オリエント神話(Near Eastern mythology)
【解説】
ハッティの神話。元は、フルリ人の神話である。遙か昔、天上はアラルという神が支配していた。しかし、大臣のアヌが反乱を起こし王位に付くが、今度はクマルビがその王位を奪った。クマルビは執拗に逃げるアヌを追い、その男根に噛み付き精子を飲み込んだ。
それで勝ち誇っていた彼も、「飲み込んだ3人の子供達がお前を滅ぼすだろう」というアヌの言葉を聞いて恐くなる。急いで、それをカンズラ山に吐き出すが、最後の一人だけは、どうしても吐き出せなかった。
それから七ヶ月が過ぎ、クマルビは女性と同じ方法で、風の神を生んだのである。風の神はアヌと共にクマルビを倒す。クマルビは、その復讐の為に岩と交わり精子を注ぎ込んだ。そして岩から生まれたウルリクンミを、巨人テリピヌの右肩に乗せる。ウルリクンミの成長は凄まじく、遂には天上界を突き破る程までに成長した。
神々は誰一人として彼に適わなかったが、最後に知恵の神エアが、世界の始めに天地を切り離した魔法のナイフを使い、ウルリクンミの足を切り落とし、見事勝利する。
【参考文献】