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ナルヴィ(Narfi)
【分類】
北欧神話(Norse mythology )
【解説】
古エッダ『ロキの口論』、スノリのエッダに登場する。ロキとシギュンとの間に生まれた息子。兄弟にナリがいる。
『ロキの口論』では、バルドルが殺された後にエーギルの館で開かれた神々の会議から、ロキは暴言を吐いて逃げ出すのだが、捕まってしまう。バルドルを殺されたオーディンは、ロキの息子であるナルヴィに魔法をかけ、ナリを殺させた。殺されたナリの腸で、ロキは洞窟に縛り上げられたのだった。
スカジは、毒蛇を捕まえてきて、ロキの顔の上方に結びつけ、毒液をロキの顔に滴らせた。ロキの従順な妻であるシギュンは、その毒液を器で受け止め、彼に毒液がかからないようにした。しかし、器一杯になった毒液を捨てに行く間だ、ロキの顔には毒液が滴った。激痛に暴れるロキは、地上を震わせ、それは地震と呼ばれる。
やがて来るラグナロクまで、ロキは神々の復讐を誓いながら縛り付けられている。
【参考文献】
・『世界神話辞典』 アーサー・コッテル(柏書房)
・『神話・伝承事典』バーバラ・ウォーカー(大修館書店)
・『世界神話事典』 大林太良 他(角川書店)
・『世界の宗教と経典 総解説』 省略(自由国民社)
・『世界の神話伝説 総解説』 省略(自由国民社)
・『エッダ〜古代北欧歌謡集〜』V.G.ネッケル 谷口幸男(新潮社)
・『北欧神話』H.R.Ellis Davidson/米原まり子・一井知子(青土社)
・『北欧神話物語』 Kevin Crossley-Holland/山室静・米原まり子(青土社)
・『ゲルマン・ケルトの神話』トンヌラ ロート ギラン/清水茂(みすず書房)
・『虚空の神々』 健部伸明と怪兵隊(新紀元社)