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ルーン(Rune)
【分類】
北欧神話(Norse mythology)
用語(Terminology)
【解説】
ルーンは3世紀頃からゲルマン人が使用していた文字。
北欧神話の知恵のある神(主神)オーディンがさらに自らの知恵を高め様と自ら自らを9日9夜の間、槍を刺し、トネリコの枝で首吊りを行ない意識が冥界へと行った時見つけた。
一文字一文字に意味があり、古ルーンは魔法などに使われた(枝のルーンは使われていない)。千年間以上北欧各地で使われていたため多くのバリエーションがある。その中でもっとも有名なものがゲルマン共通フサルク(古ルーン)である。だが、紙の登場により速記性に劣るルーン文字は次第に消えていった。
トール
魔力を秘めた文字。ゲルマン民族の用いたアルファベットで、オーディンから授けられたと伝えられるが、元々は女神フレイヤが発明した魔術である。木や骨、武器などに刻む。一文字ごとに意味があり、その刻み方によって絶大な魔力を発揮した。
natumeyasi
ルーンという言葉は、古代ゲルマンの「吠える」あるいは「唸る」という語に由来し、「ささやかれた秘密」という意味を持っている。
ルーン文字は、金属や木に刻むのに適した(というより、刻みやすいように考案した)文字で、直線と45度の直線のみからなる、曲線を廃した鋭角的なものである。
ルーンの起源は諸説ある。
1・紀元前6世紀から5世紀の記録によれば、ギリシャ文字、ローマ文字の大文字、及び筆記体。
2・紀元前1世紀から2世紀頃のエルトリア文字をゲルマン民族のゴート族が発展させた。
3・石器時代から青銅器時代初期に残されたハルリスティングノール彫刻。
そのほかに様々な説があるが、どれも決定的ではない。
ルーン文字は3世紀から13世紀まで使われており(17世紀まで、密かに細々と使われていたらしい)、その間に様々なヴァリエーションが生まれたが、ゲルマン式、アングロ・サクソン式、スカンジナビア式の3つが主要である。
ゲルマン式は最も古く「フーサルク」とも呼ばれ、紀元5世紀から8世紀の間に頻繁に使用されている。文字数は24文字。
アングロ・サクソン式は、紀元5世紀〜12世紀にかけてブリテン(イギリス本島)を中心に使用された。紀元960年までは28文字、その後、33文字に発展していく。
スカンジナビア式は、紀元5世紀〜12世紀頃にかけて普及したメジャーな体系で、現存するルーンの多くはこの系列である。文字数は16文字。
ルーンは1000年の間使用されたが、ほとんど変化がない。それは、ルーンは文字であると共に魔術的なシンボルでもあるからだ。魔術的なシンボルは正確に描かなければならない。効果の高い物品に、効果の高い位置に、正確に刻めば、絶大な効果を発揮する。
さらに効果を上げる方法は色々とある。
1・刻んだ文字を染める。ただしその色は、ルーンの文字によって決まっている(というか、法則式で計算して色を出す)。
2・ルーンを組み合わせて一つの形にする、アナグラム。組み合わせ方により、複雑な意味を持つ。
3・護符の製作後に聖別の儀式を行なう。
その他、更に強力な効果を得る方法に、オルゴン・コレクタというものがある。二枚の円盤形の木材にルーンを刻み、木材と同じ大きさの円盤形の鉄板を間にはさむ。木と鉄板を交互にいくつも挟んでいくこともできる。
神楽 秋
【参考文献】
・『エッダ―古代北欧歌謡集』 谷口幸男 訳(新潮社)
・『魔法・魔術』 山北 篤(新紀元社)
・『ルーンストーン占い』 D・ジェーソン・クーパー(二見書房)