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シシュポス(Sisyphus)
【地域】
ギリシア神話(Greek&Roman mythology)
【解説】
アイオロスとエナレテの息子。コリントスの王。グラウコス、オルニュティオン、テルサンドロス、アルモスという息子を残す。オデュッセウスの祖父であり、詳しい解説はアウトリュコスを参照。
ある時、彼はゼウスが川の畔でアイギナをさらっていくのを目撃した。ゼウスは彼女をオイオノエ島まで連れ去って犯した。それを彼女の父であるアソポス河神は追いかけ、シシュポスに情報を提供してくれるように頼んだ。シシュポスは、泉を沸き出させて貰うことを条件に、彼に情報を提供した。
それに激怒したゼウスは、彼に「死」を与えた。シシュポスの元へタナトスを遣わして、ハデスの元へ送ろうとしたが、シシュポスはタナトスを縛り上げ、土牢に放り込んでしまった。タナトスはアレスに助けられたのだが、その間地上の人間は死ぬことがなかった。
タナトスは再び彼を見つけだし、今度は冥界まで連れ去ったが、彼の妻であるメロペはわざと葬儀をあげず、ハデスの怒りを増長させた。きちんと葬儀をあげるように地上に戻されたシシュポスは、案の定命令に従うはずもなく、そのまま長寿をまっとうしたという。
死後、彼はタルタロスで罰せられ、永久に丘の上に石を運ぶ罰を受けた。石は頂上へ着くと、転がり落ち、永遠にそれを繰り返さねばならなかった。
【参考文献】
・『世界神話辞典』 アーサー・コッテル(柏書房)
・『世界神話事典』 大林太良 他(角川書店)
・『世界の宗教と経典 総解説』 省略(自由国民社)
・『世界の神話伝説 総解説』 省略(自由国民社)
・『ギリシアローマ神話事典』 マイケル・グラント/ジョン・ヘイゼル(大修館書店)
・『ギリシア・ローマ神話文化事典』 ルネ・マルタン/松村一男(原書房)
・『ギリシャ神話』 フェリックス・ギラン / 中島健(青土社)
・『ギリシャ神話 神・英雄録』 草野巧(新紀元社)
・『ギリシャ神話小事典』 バーナード・エヴスリン / 小林稔(教養文庫)
・『ギリシャの神話−神々の時代』 カール・ケレーニイ / 植田兼義(中央文庫)
・『ギリシャの神話−英雄の時代』 カール・ケレーニイ / 植田兼義(中央文庫)
・『ギリシャ神話を知っていますか』 阿刀田高(新潮文庫)
・『ギリシャ文化の深層』 吉田敦彦(国文社)