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スルード(Srudr)
【分類】
北欧神話(Norse mythology )
【解説】
古エッダ『アルヴィースの歌』に登場する。トールとシフの娘。大変美しく、小人族のアルヴィースに求婚される。
雪の様な白い肌と、シフの様な綺麗な金髪を備えたスルードは、トールの溺愛の娘だった。しかしある日、彼の館にアルヴィースが尋ねてきて、スルードと結婚したいと半ば強引に申し出た。当然、トールは激怒する。だが、小人族に借りがある神々は無下に追い返すわけにもいかない。
そこでトールは、凄まじい知識を持つアルヴィースに、森羅万象あらゆる質問をする事にした。アルヴィースは淀むことなく、その質問に次々に答えていく。質問は長い時間続いた。アルヴィースはしびれを切らし、早くスルードをよこせと言った。しかし、トールは落ち着き払ってゆっくりと微笑した。「お前は、その知識に溺れたのだ。見るがいい、朝日がお前を焼き尽くすだろう」。言い終わった時、後悔は既に遅く、輝く朝日が小人族のアルヴィースを捕らえたのだった。
【参考文献】
・『世界神話辞典』 アーサー・コッテル(柏書房)
・『神話・伝承事典』バーバラ・ウォーカー(大修館書店)
・『世界神話事典』 大林太良 他(角川書店)
・『世界の宗教と経典 総解説』 省略(自由国民社)
・『世界の神話伝説 総解説』 省略(自由国民社)
・『エッダ〜古代北欧歌謡集〜』V.G.ネッケル 谷口幸男(新潮社)
・『北欧神話』H.R.Ellis Davidson/米原まり子・一井知子(青土社)
・『北欧神話物語』 Kevin Crossley-Holland/山室静・米原まり子(青土社)
・『ゲルマン・ケルトの神話』トンヌラ ロート ギラン/清水茂(みすず書房)
・『虚空の神々』 健部伸明と怪兵隊(新紀元社)