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 ティローッタマー(Tilottama)

【分類】

 インド神話(Hindu mythology)

【解説】

 ヴィシュヴァカルマン(毘首羯磨)が全世界の美を寄せ集めて創った天女。シヴァ神の四面、ブラフマーの千眼は、ティローッタマーの美しさをよく見るためとも言われる。
 マガダ国の王女チャンドラプラパーにはソーミカーというすべての知恵を具えた九官鳥がいたが、チャンドラプラパーが嫁した先、パータリプトラの王ヴィクラマケーサリンには、やはりあらゆる学問に通じる鸚鵡のヴィダグダチューダーマニがいた。ひとつの籠に暮らすうちヴィダグダチューダーマニがソーミカーに恋をするが、男と女、どちらが悪いか、ということで口論となる。結婚するか奴隷となるかを賭けヴィクラマケーサリンに裁定を申し出、九官鳥は悪い男の物語、鸚鵡は悪い女の物語を語るが、王の裁定を待たず、それぞれの呪詛が解かれ、鸚鵡はチトララタという名のガンダルヴァとなり、九官鳥はティローッタマーとなって、天に帰った。

夜鯉





【参考文献】

 ・『屍鬼二十五話』インド伝奇集 ソーマデーヴァ 上村勝彦訳(平凡社東洋文庫)