メロエの神。ライオン、またはライオンの頭部を持つ男の姿で表される。崇拝の中心地はムサッワラート・エル=スフラとナカで、どちらもスーダンのナイル第6急湍の東の砂漠に位置している。
王朝時代のエジプトがそうであるように、メロエでもアムン神の影響は顕著であった。しかし、アレンスヌフィス、創造神セビウメケルなどヌビア起源の神も存在し、アペデマクはその筆頭であったといえるだろう。
ムサッワラート・エル=スフラの「ライオンの神殿」には、アペデマクを「ヌビアに君臨する最高の神、南のライオン、腕強き者」という描写がある。このことからアペデマクはメロエ王国の南部の守護神であったと考えられる。この地方は、19世紀までライオンが比較的多く生息していたという。
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