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 ・ルシフェル :(その他)
 ・ディアナ :ローマ


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アラディア ( アラディア ) 英名: Aradia

 地 域: (その他)
 テーマ: 一般
 種 別: 名前

 アメリカの民俗学者チャールズ・ゴッドフリー・リーランドが採取し、『アラディアあるいは魔女の福音』に記した、魔女たちの神話に登場する女神。リーランドは1886年にイタリアでマッダレーナという若い魔女と出会い、この神話を聞いたのだという。『アラディアあるいは魔女の福音』によると、この世界の創造の時に最初に現れたのは女神ディアナであった。ディアナは自らを光と闇の二つに分けた。ディアナは闇を司り、光は彼女の息子であり兄弟でもあるルシファーが司った。闇であるディアナは、地上に「堕ちた光」となったルシファーと、ひとつになることを欲した。そこで、黒猫の姿をとってルシファーのもとへ行き、交わった。この交わりから生まれたのが、アラディアである。やがて地上に死すべき人間たちが現れ、富める者と貧しい者の貧富の差が生じ、世の中が乱れてきた。ディアナは貧しい者たちを救うために、アラディアを地上に送ることにした。アラディアは母ディアナから学んだ魔術を、貧しい者たちに教え、富める者たち、すなわちキリスト教による弾圧に抵抗する、最初の魔女となった。死すべき肉体を持って地上に降りたアラディアに、天に還る日が来る。去り際にアラディアは、貧しい者たちに対して、「月に一度、森の奥深くで女神ディアナを崇めよ。そうすれば、隷属から自由になれる。すべてから自由になれる。抑圧者たちが消え去るまで、これを続けなさい」というメッセージを残したのだという。一般的に、この神話はリーランドの創作だと言われているが、魔女神話が成立した背景には、中世の魔女狩りによって死んでいった、名も無き貧しい人々に対する鎮魂歌があることも忘れてはならない。現在のウィッチクラフトでは重要な女神の一人として、儀式の際には、その名が唱えられることが多い。なお、アラディアという名前は、ヘロデ王の妃ヘロディアの転訛だとされる。

項目情報

 作成者:JD
 作成日:
 更新日:2005-03-09 00:00:00

参考文献
『ウィッチクラフト』鏡リュウジ
『魔女を生きる』松尾未来
『サバトの秘儀』ファーラー夫妻
『魔女の聖典』ドリーン・ヴァリアンテ
『魔女と魔術の事典』ローズマリ・エレン・グィリー
『神話・伝承事典』バーバラ・ウォーカー

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