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関連項目

 ・アポロン :ギリシア
 ・ヘラ :ギリシア
 ・ムーサイ :ギリシア
 ・ポセイドン :ギリシア
 ・アステリア :ギリシア
 ・ディアナ :ローマ
 ・ヘカテ :ギリシア
 ・レト :ギリシア
 ・セレネ :ギリシア
 ・ゼウス :ギリシア


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アルテミス ( アルテミス ) 英名: Artemis

 地 域: ギリシア
 テーマ: 一般
 種 別: 名前

 ギリシア神話で,オリュンポスの十二神の一人に数えられる重要な女神。ローマではローマ神話の女神ディアナ(英語の発音でダイアナ)と同一のものと考えられた。太陽の神アポロンの姉で,ゼウスとレトの娘。狩りや夜,月明かりなどに関係し,また,女神アテナと同じように処女の女神で,自分を崇拝する者には男女を問わず純潔であることを求めた。性格は基本的に残酷で,暗く執念深いくらいの存在として描かれていて,彼女の放つ矢は人間に疫病そして突然の死をもたらすものであった。だが,自分を崇拝するものには慈悲深く,また出産を保護するという役割も持っていた。そして音楽の神でもあるアポロンと同じようにアルテミスも,またムーサイたちに混じって歌や踊りを楽しんだ。
 時代がすすむと,アルテミスは他の女神,月セレネや闇の女神ヘカテと混交し,3つの女神の性質は,月夜の女神としてアルテミスの姿の内に統合される。そして,地上ではアルテミス,天上ではセレネ,地下ではヘカテといった3面の女神ともなるのである。

●誕生
 アルテミスの誕生も騒ぎに満ちたものだった。彼女はゼウスとレトとの間に,アポロンと一緒に生まれたのだが,レトはゼウスの子を孕んでいることをヘラに嫉妬されていて,出産の場所を探して各地をさまよい歩かなければならなかった。どこに行っても,ヘラの威光を畏れてレトに産褥を提供しようとしなかったのである。しかし,彼女はついにその場所を見出した。ゼウスの愛を否んでうずらに変えられ,さらにオルテュギアという浮き島に変えられていたアステリアは,自分の上に輝く神殿を建立してこの地を栄えさせてくれるという条件で諾い,レトを迎え入れた。
 しかしまたヘラは,レトの出産は陽光の及ばないところでしか許さないとした。ポセイドンは,オルテュギアを波の穹窿で覆い隠し,さらに,この浮き島を4本の柱で海底に据えつけた。
 もはや生まれてくるのをやめさせることができなくなってしまったヘラは,せめて,自分の夫ゼウスと,レトの間の子である双子を見まいと出産を遅らせようとした。ヘラは,彼女自身その出産の女神であったかもしれないが,女神エイレイテュイアを自分のもとに引き留めて子の誕生を禁じていた。レトの姿を見かねていた女神たちは,虹の女神イリスを行かせ,そっと,ヘラに気づかれないようにエイレイテュイアを呼び出してこさせた。ヘラに閉じ込められていたエイレイテュイアは,オルテュギアの島にいるレトのことを伝えられるとすぐに同情の思いを引き起こされた。そして,すぐに2人は降っていった。
 こうして,双子の光の神は輝きに満たされてオルテュギア島,後にデロス島と呼ばれるこの地に顕現したのである。

●姿
 アルテミスは,弓を持ち箙を帯びた繊細な女性の姿で,アプロディテなどよりもいくらか華奢に描かれる。表情は厳しく鋭い容貌であり,優しさとは程遠いように見える。また犬や鹿を連れていること,アテナと同じように首にゴルゴンの仮面をつけていることなどもある。しかしエペソスで崇められていたアルテミスは,全く違った姿をしていて,獣の頭部で飾られた服を纏い,たくさんの乳房を持っている。これは,もともと処女の女神アルテミスとは全く別の豊穣の神が取り入れられて生まれたもののようだ。

●関連項目

 ・カリスト
 ・アクタイオン
 ・オリオン
 ・エイレイテュイア
 ・キュンティア
 ・ディクテュンナ
 ・ポイベ

項目情報

 作成者:秋桜
 作成日:
 更新日:2005-03-23 00:00:00

参考文献
 ・世界神話辞典/アーサー・コッテル/左近司祥子,宮元啓一,瀬戸井厚子,伊藤克巳,山口拓夢,左近司彩子訳/柏書房
 ・新装版 ギリシア神話/呉茂一/新潮社
 ・ギリシア神話(新装版)/フェリックス・ギラン/中島健訳/青土社
 ・ギリシア・ローマ神話 付インド・北欧神話/ブルフィンチ/野上弥生子訳/岩波文庫/岩波書店
 ・ホメロス イリアス(上・下)/松平千秋訳/岩波文庫/岩波書店
 ・ホメロス オデュッセイア(上・下)/松平千秋訳/岩波文庫/岩波書店
 ・世界の歴史と文化 ギリシア/西村太良監修/新潮社
 ・マイクロソフト エンカルタ98エンサイクロペディア/マイクロソフト
 ・タフツ大学 パーシュースプロジェクトホームページ

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