秋田、山形、福島、茨城、埼玉、東京、新潟、山梨、長野、鳥取、島根、岡山、徳島、高知。
秋田では小豆とぎ。川のほとりで小豆をとぐ音をさせる音の怪。雄勝郡では蝦蟇が小豆とぎに化けるという。
福島では阿武隈川の水源地方の山村に棲息している。
埼玉では、小豆とぎ。日が暮れたころ、川辺で小豆をとぐ音をさせる。
東京では、家にいるという。新宿内藤宿の小笠原鎌太郎という旗本の家の流しに現れ、音をさせるという。
新潟では、小豆とぎといい、家にいるという。そして、小豆をとぎながら家の中で「小豆とごうかや人とって噛もうか」と叫ぶという。こわい。
山梨では、古府新紺屋町から愛宕町にかけた土橋を、夜明け頃に通ると小豆を洗う音が聞こえた。
長野では、小豆とぎといい、水のほとりで小豆をとぐような音を立てる。東筑摩郡では狸の仕業だという。
鳥取では、水辺で小豆をとぐ音がするが、この音を聞くと必ず、水中に落ちるという。
広島では、小豆とぎといい、とぎながら「イッショウ」「ニショウ」「ゴショウ」「ゴショウ」という音も立てる。カワウソの仕業だという。
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