グノーシスの神話。造物主「父」が光の輝きの中から生み出した、「父」の「思考」が形を成したもの。万物に先立つ力であり、万物の完全なる「プロノイア(先慮)」、光、光の似像、見えざるものの影像、完全なる力、栄光の完全なるアイオーンなどと称される。処女なる霊であり、三倍男性的な者であり、三つの力と三つの名前と三つの生殖を備えた不老にして両性具有のアイオーンである。「第一の認識」「不滅性」「永遠の命」「真理」の4柱の女神とともに「父のアイオーンの五個組」を形成する。造物主である「父」との間に至福なる光の飛沫、「アウトゲネートス(自ら生まれた者)」を産んだ。そしてアウトゲネートスはバルベーローから「父」の至善を塗油され「キリスト」となったのである。
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