奇妙な仮面を被った様な顔を持つ、小人の神。諸悪を退ける守護霊であり、妊婦の守護神。また、蛇やサソリから人間を護るという。
ベスはタウェレトと並んで、護符に描かれることの多い神であった。マルカタのアメンホテプ3世の王宮の一室にフリーズ(帯状装飾)や、エル=アマルナやデイル・エル=メディーナの、職人村の家の幾つかの壁に描かれている。
おそらく妊婦の守護神など、性的意味合い強調され崇拝されたのだろう。プトレマイオス朝時代には、「ベスの部屋」というものが作られ、各地から訪れた巡礼者はその部屋で眠り、性的能力を回復したと言われる。
しかし、ローマ時代になるとベスは鎧を纏い剣を振りかざした姿で描かれるようになり、軍神として崇拝されたと思われる。
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