昔、タイヤル族パスコワヲン社の祖先にブタナワイという偉人がいた。恩威並び行われたので、社人は彼を神のように尊敬していた。さて、ブタナワイが死ぬ間際に、「私が死ぬと赤い魂となって天の一方に現われ、お前たちを守護しよう。」と云って瞑目して死んだ。
やがて大空の彼方に美しいものが橋のようにかかった。それが虹である。だから虹は吉祥として喜ばれる。
また、虹の現われるときには必ず一つの音響が聞こえる。これはブタナワイの歓声なのである。
尚、虹は神の橋との考えがあり、猥りに指し示すと、手が落ちるといわれる。
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