プリニウスの『博物誌』に登場する。ナイル川の源に近い、エチオピアの国境の何処かに住むという怪物。ギリシア語で「うつむく者」という意味。ヌー(ウシ科の哺乳類)が、その原型ではないかという説もある。
ラブレーの『パンタグリュエル』に以下のような記述がある。「余はまた、カトブレプも見た。これは体躯の矮小なる野獣であるが、頭が途方も無く巨大であって、中々地面から頭を上げることが出来ぬ。毒素を含んだ眼を持っているが故に、何人と雖、この眼光に射られる者は、バジリスクを見た人と同じく死んでしまうのである」(第五巻第三十章)
フローベルの『聖アントワヌの誘惑』にも登場し、アントワヌを幻惑させる。作中では「黒い水牛のような体、その豚のような頭は地面まで垂れ下がり、うつろな腸のようにくにゃくにゃした長い細い首で肩へ繋がっている」と描写されている。
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