古代朝鮮の伝説的な建国の祖。前2333年に国を開き,昇る朝日の鮮やかな国という意で国号を「朝鮮(ちょうせん,チョソン)」と称した。始めに平壌(へいじょう,ピョンヤン)城,次に阿斯達(あさたつ)を都にして,国は1500年の間栄えたといわれる。この王朝は,紀元1393年に李成桂が高麗を滅ぼして建国した朝鮮朝,いわゆる李氏朝鮮とは区別して特に「古朝鮮」と呼ばれているが,建国の年代は歴史的な事実でなく,実際には前9世紀ごろに発生した部族国家の連盟の長が檀君と呼ばれていたのだとみなされている。実在が確認されている朝鮮最古の王朝は,前195年に衛満が王位に即き,前109年に内乱によって孫の右渠(うきょ)が殺害されて滅亡するまでの間半島の北部で栄えた衛氏朝鮮である。
韓国では10月3日を「開天節」という檀君朝鮮建国の祝日と定めており,この日は韓国西北,江華島の聖地摩尼(まに)山の頂上にある塹星壇(ざんせいだん)で盛大な開天祭が行われている。
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