テッサリア、ドティオンの息子。もしくは、ミュルミドンのトリオパス王の息子。歴史家であるヘラニコスは、エリュシクトンを「燃えるもの」と呼んだ。
ある時エリュシクトンは食堂を建てるために、ニンフ達が住む、神聖な森の木を切り倒してしまった。木に斧を入れると、そこからは鮮血が飛び散った。それを止めようとした周りの人までも、彼は殺してしまったのだ。森の精霊であるハマドリュアス達は、デメテルに助けを求めた。
デメテルは彼にそれを止めるようにいったが、彼はそれを聞こうとしなかった。怒ったデメテルは、「飢え」を意味する精霊ペイナを彼の元に差し向けた。精霊に取り憑かれたエリュシクトンは飢えに苦しみ、全ての財産を処分して食物を買ったが足りず、メストラという娘も奴隷として売ってしまった。
メストラは何とか父を救おうと頑張り、ポセイドンに姿を変える能力を授けて貰い、狩りをして父の食物を作ろうとしたが、間に合わず。エリュシクトンは自らの体を食べ、死んでしまった。
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