北米ツィムシアン族の神話『アスディワル武勲詩』に登場する。主人公アスディワルの父親。ハツェナスは、ツィムシアン族の言葉で「吉兆」を意味する。英米産の「robin」に似た鳥を表していると考えられるが、そのものではない。
物語の中では、夫を失った二人の母と娘の前に現れ、飢えた二人に食料を与えた。二人は、ハツェナスの不思議な力で食料に困ることは無くなった。やがて、若い娘はハツェナスと結婚する。そして生まれたのが、アスディワルである。
ハツェナスは、息子に「弓・矢・箙・槍・籠・雪靴・外套・帽子」など数々の魔法の道具を与えた。アスディワルが成長すると、彼は姿を消した。
|