イナコス河の神であり、神話上最初のアルゴスの王。オケアノスとテテュスの息子。異母姉妹のメリアと結婚し、ポロネウス、アイギアレウス、イオを生んだ。
彼の娘イオを愛したゼウスは、彼の夢にたびたび現れ、イオを国外に出すように迫った。神託は強制であり、イオはゼウスに抱かれてしまう。娘を犯されたイナコスはゼウスを呪った。ゼウスはそれに対し、女神エリニュスの一人ティシポネを送って、イナコスを発狂させてしまった。狂ったイナコスは、ハリアクモン川に飛び込み、以後その川は「イナコス川」と呼ばれるようになった。
やがてヘラによってもたらされるイオの不幸。父であるイナコスはそれを知り、涙を流し続けた。
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