三輪山伝説。三輪山の神に仕える巫女だったと考えられている。
スエツミミの娘で、その名前から5世紀に始まる須恵器(※)生産の地、茅渟県陶邑と関係が深いと考えられている。
『古事記』中巻の崇神天皇の段には、三輪のオホモノヌシの妃としてイクタマヨリビメが登場している。彼女の元へと、毎晩通ってくる男がいたので、それを心配した両親が男の裾に糸を通した針をつけた。そしてその糸の後を辿っていくと、大和の三輪山へと消えたので、その男が三輪山のオホモノヌシだと分かった。この話は、神婚説話の典型的なパターンとして「三輪山型」とも呼ばれている。
二人が生んだ神に櫛御方神、また四世の孫にオホタタネコがいる。
(※)古墳時代後期から奈良・平安時代に行われた、大陸系技術による素焼の土器。良質粘土で、成形にはろくろを使用、あな窯を使い高温の還元炎で焼くため暗青色を呈するのが一般。食器や貯蔵用の壺・甕が多く、祭器もある(広辞苑)
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