(飛騨地方)
渓流の魚を捕るのに、川の中に毒を流し、下流までに死んだ魚を一気に捕らえる、毒流しという方法を行っていた。
だが、この毒を作っている時に、見知らぬ僧侶がやってきて「毒を川に流すなどやめなさい」と言ってきた。
村人はちょうどその時つくっていた毒団子を僧侶にやって、帰ってもらった。
怪しいと思った村人の一人が気づかれないように後をつけると、僧侶は、毒を入れるはずの場所で消えてしまった。
翌日、毒を流して漁をすると今まで見たこともない大きな岩魚が毒にかかって浮いていた。
喜んだ村人がさっそく腹を裂くと、中からは昨日僧侶に渡したはずの毒団子が出てきた。
この岩魚は、この川の主だったようだ。
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