妹のコノハナノサクヤビメと共に、ホノニニギの妻となった。しかし、その容姿があまりに醜かったために、親であるオオヤマツミの元に返されてしまった。その顛末の詳細についてはコノハナノサクヤビメの項目を参照にして欲しい。
短命起源説話として、『古事記』には「石長比売を使はしては、天つ神の御子の命は、雪零り風吹くとも、垣に石の如く、常磐に堅磐に働きなくましさむ」と、木の花の様に短命なコノハナノサクヤビメとは対照に、石の様に永遠の命の象徴として記されている。それを送り返した為に、代々の天皇家は短命となったとするのである。
しかし『日本書紀』には、妊娠したコノハナノサクヤビメをイハナガヒメが呪詛するエピソードが記されれ、「一伝」ではそれを人の短命の起源としている。
この様な死の起源を説明する神話を、「バナナ=タイプ」と呼ぶ。東南アジア・インドネシア・ニューギニアにかけて分布するモチーフをフレイザーが命名したものである。簡略すると、神が人間に「石」と「バナナ」のどちらかを選ばせる。ここで、もし石を選べば、不死を得ることが出来るのだが、人間はバナナを選んでしまい、死の宿命を背負ってしまうのである。コノハナノサクヤビメは「バナナ」、イハナガヒメは「石」に相当するのにすぐに気づくだろう。それが、日本の隼人族に伝わり神話となって残ったと考えられる。
【主要神社】
・富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)
・浅間神社(山梨県東八代郡)
・浅間神社(静岡県静岡市)
・北口本宮富士浅間神社(山梨県富士吉田市)
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