『ポポル・ヴフ』。その名前は「小さな血」「女の血」という意味。クチュマキックの娘。フン・フンアフプーとの間に、フンアフプーとイシュバランケーを生む。
ある時イシュキックは、フン・フンアフプーの首が吊られた木の話を聞き、一度見てみたいという衝動に駆られた。父の目を盗んで、彼女はプクバル・チャフに植えられているその木の下に行ってしまった。その木になっている果実を彼女が取ろうとすると突然、枝の間からフン・フンアフプーの髑髏が話しかけてきた。「その果実が欲しいなら手を差し出しなさい」。イシュキックが言われたとおりに手を差し出すと、その掌に向かって髑髏はツバを吐いた。そしてそれは、二人の子供を彼女の中に宿すことになったのだ。
やがて、彼女の妊娠は父の知るところになり、クチュマキックは激怒して彼女を殺そうとした。そしてシバルバーで生け贄にされることになったが、彼女に同情する使者によって逃げ出す事が出来たのである。
そして彼女は、フン・フンアフプーの母の元を訪れた。そこには、イシュバキヤロとフン・フンアフプーの間に生まれた、フンバッツとフンチョウエンも住んでいて、彼女は疑惑と嫉妬で酷い仕打ちを受け続けることになる。
誕生日が訪れ、彼女は、山の中でフンアフプーとイシュバランケーを出産した。それは一瞬の出来事で、ますます疑いがかけられることになるのだが。そんな環境でも、すくすくと双子の息子は成長して行き、『ポポル・ヴフ』の中心として語られる英雄となるのである。彼らの活躍は、それぞれの項目を参照して欲しい。
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