飯綱は、飯縄とか伊豆那とも書かれる。
人間に憑くといわれる妖獣で、狐憑き(狐の霊につかれること)の1種。体長9〜12cmくらいの鼬のような小動物。毛は柔らかく、尾は箒のようで尾先がふっくらとしている。
4本の脚が互い違いに並んでおり、指は5本、手と耳は人間に似ている。民間宗教家のような特殊な人間の命令で動くもので、憑きものとしては犬神やくだ狐ほど一般的ではないという。人間にとり憑いた場合、その人は狂ったように何かを口走り、やたらと大食いになるが、水に溺れさせると飯綱は逃げるとされる。お金に憑くと勝手に増えるともいう。
飯綱の正体はコエゾイタチであるらしい。
飯綱を使役することができ、使役するものを飯綱使い、操る方法を飯綱の術といい、山伏や呪術師が利用していた。
→荼吉尼信仰、護法
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