ケルト神話。ダーナ神族のエリとフォモール族の王エラサの間に生まれたハーフである。ダグダの娘ブリジットを妻に持ち、片腕を失ったヌァザにかわって7年の間王位につく。
その性格は強欲かつ吝嗇で、重い税や労役で人々を苦しめ、ダーナ神族の重鎮である全能神ダグダや戦神オグマらでさえも酷使された。また、王の礼儀である貴族や詩人の歓待もおこなわず、これに怒ったオグマの息子の吟唱詩人コープルのつくった諷刺詩は、アイルランド初の諷刺詩となった。
しかし、7年の統治中において、神王ヌァザは、医術神ディアン・ケヒトの息子ミァハの手で失った腕を取り戻し、王位継承権を再び得た。そして、コープルのつくった詩によりブレスは王座を降りざるをえなくなってしまったのである。
アイルランドを追放されたブレスは、父であるエラサを頼り、フォモール族に身を寄せる。そこで、バロール、インデッハといったフォモールの王の力を借り、大軍勢を率いてダーナ神族を攻め、制圧したのである。
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