アッカドの神話。アダパの神話は、アッシュルバニパル王の書庫から見つかった、三枚の石版の破片から知られている。
ある時、知恵の神エアは、エリドゥの街で神のような賢い人間「アダパ」を作り出した。アダパに出来ない事はなく、口を開けば、それは神が喋るが如くだった。
ある日、アダパはエアに捧げる魚を釣るために海に出かけた。しかし、南風が彼の船を襲い転覆させてしまう。それは、暴風を司る、巨大な鳥の仕業だった。「お前の羽を引きちぎってやる!」と激怒したアダパが叫ぶと、その言葉通り鳥は翼を失ってしまった。こうして、世界には風が無くなったのである。
それに気づき、激怒した神々はアダパを天空に呼び寄せる。彼の生みの親であるエアは、そこで出される食べ物を口にしてはならないと忠告を与えた。そして、天空の門番である、タンムーズと、キズジダをやり過ごす為に彼にボロを着せた。天空についたアダパは、エア言う通りに行動し、二人の門番の同情を得て、天空神アヌに許しを請う。アヌは彼を許し、アダパに食事を出す(これは神の一員になるという事を表す)が、エアの忠告を聞いていた彼はこれを断ってしまう。アダパは、幸運を逃してしまうのです。
この結末は、いったい何を意味しているのでしょうか?
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