アルスターの「赤枝の騎士団」の一員で、コノール・マクニエッサ王に仕える。
「烏のように黒い髪、血のように赤い頬、雪のように白い体」をしており、優雅で気品にあふれ、強く勇敢な騎士である。また、すばらしい歌声の持ち主。父は同じく勇敢な騎士であるウシュナハ。弟達も優れた騎士であり、アンリ、アーダンという。この三人兄弟は「ウシュナハの三兄弟」として皆に知られていた。
王の囲い人である「災いと悲しみを招くもの」ディアドラの頼みで、一族を連れ、アルパ(スコットランド)に出奔し、西国の王に仕えることになる。しかし西王がディアドラに目をつけたため、海峡近くの小島に逃れた。
これを知ったコノール王は、密かにディアドラを奪いかえさんと欲し、ノイッシュの親友ファーガス・マクロイを派遣し、ノイッシュに戻ってくるよう説得させる。これを受けたノイッシュ達であったが、これは罠であり、帰国する際に立てさせられた「誓約(ゲッシュ)」によって、庇護者であったファーガスと引き離されてしまう。
ファーガスの息子フィアハが護衛となるが、エヴァンの原でコノール王の密命を受けたファーンマグの王イーガン・マクダルハクトの待ち伏せにあってしまう。三人は奮戦するが、駆けつけたファーガスの救援も間に合わず、皆殺しにされた。ファーガスの息子フィアハもノイッシュ達を守って殺され、ファーガスはコノートに逃れて、のち女王メーヴに仕えることになる。
ノイッシュの死には異論あり、開戦早々フィアナと共にイーガンの大槍に串刺しにされて殺される話や、ドルイドの魔法で捕らえられて処刑されたり、コノール王の策略で投降したところを殺されたり、はたまたノイッシュの海神マナナーンの聖剣で三人同時に首を落とされる話も伝わっている。
死後、ノイッシュの墓に植えられたイチイの木と、ディアドラの墓のイチイの木は固く絡み合って、引き離すことができなかったと伝えられる。「ディアドラ」の項も参照されたい。
|