仏教では始め、死後の審判を担当しているとされたのは閻魔王一人であった。
しかし、中国に至ると現実世界を反映し、地獄の組織が複雑化して官僚制が布かれる。
六朝期には、定着はしなかったものの30人の地獄の王が数えられたりもした。
そして唐代、後世に残るこの「十王」の組織が現れた。
十王は専ら道服を着た姿で描かれるが、敦煌ではウイグル人の服装で描かれた例もある。
十王信仰は日本でも定着し、本地に仏菩薩がそれぞれ割り当てられた。
現在もこれを根拠として、初七日から満中陰(四十九日)に至るまでの7日毎の追善供養、及び百箇日・一周忌・三周忌が広く行われている。行わないと亡者が悲惨な世界に輪廻するからである。
十王一覧表
王号読み本地(仏教)本名(道教)審理担当日
秦広王しんこうおう不動明王泰素妙広真君7日目(一七日)
初江王しょこうおう釈迦如来陰徳定休真君14日目(二七日)
宋帝王そうたいおう文殊菩薩洞明普静真君21日目(三七日)
五官王ごかんおう普賢菩薩玄徳五霊真君28日目(四七日)
閻魔
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