太古の昔、パプットという山に大きな岩があった。ある時、天地も覆るばかりの大音響が轟いた。すると岩が割れて中から一人の神人が現れた。
間もなく高波が起こって、大波の一つがルルサックという所に生い茂っていた竹やぶに打ち寄せると、大竹が割れて一人の神人が生まれた。
この二人の神人は共に単独で生まれた男で、互いに親しく往来していた。ところがある日、何気なく枕を並べて寝ていると、二人の膝頭が擦れ合った。
すると、一人の右膝から男の子が生まれ、もう一人の左膝から女の子が生まれた。この男女が人類の始祖である。
これはヤミ族イマウルツル社に伝わる伝承である。
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