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ピンシバカンの人類始祖神話 ( ピンシバカンノジンルイシソシンワ ) 英名:

 地 域: 台湾
 テーマ: 一般
 種 別: 解説

 太古の昔、一柱の男神と二柱の女神が、国の中で最も高い山の頂きにある、巨大な岩の上に降臨した。すると岩が裂けて広い御殿となった。神々はここをピンシバカン(祖先の地)と名付けて供に住んだ。
 ある日、男神が女神たちに、「子孫を造ろう」と言うと、女神たちは微笑んで承諾した。そこで神々は目と目を合わせたが、子孫を造ることが出来ず、次に口と口を合わせたが、これも子孫を造ることが出来なかった。このように試行錯誤していると、一匹の蝿が飛んできて、女神の陰部にとまった。
 この時初めて、神々は男の凸と女の凹があるのを知って、「御子生みの術」を会得した。
 こうして子供たちが生まれ、人類の始祖となった。

 これはタイヤル族屈尺蕃に伝わる伝承である。

項目情報

 作成者:泉獺
 作成日:
 更新日:

参考文献
 ・『生蕃傳説集』 佐山融吉・大西吉壽(国学院大学)

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