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| 円卓 (
エンタク ) 英名:
Round Table |
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アーサー王の宮廷で円卓会議などに使われた、王と騎士たちの間に上座下座の区別をしない円形のテーブルで、ただの大工、もしくは魔術師マーリンによって造られたとされる。
形状には輪形や半円形などもあり、木製とも大理石製だったともいわれている。また騎士の名が卓に刻まれていたとされる。
席数については、危険な(命がけの)席または危難の席と訳される”Siege Perilous”の空席を含むキリスト教色の強い13席、英国で一般的な25席、他に50席、危険な席を含む150席、250席、1600席などの話がある。席数が常識はずれのものもあるが、これはアーサー王の全ての騎士が集まる議会形式や、屋外の円形議場などを指しているようだ。当然だが、席数の少ないものは、円卓の騎士の代表格が座るもの。
いくつか円卓は現存するが、すべて中世にアーサー王の円卓として模造されたもののようだ。
<円卓の騎士団>
”円卓の騎士”と言えば、それはアーサー王に仕える騎士を指す。
その円卓についたとされる騎士だがこれもいくつもの話があり、また死亡などで交代するため全くはっきりとしないが、円卓に座った可能性の高い代表的な騎士(もしくは有名な騎士)を列記する。
アーサー王、アーサーの乳兄弟ケイ、ベディヴィアとその兄のルーカン、旧臣ドゥの子グリフレット、元ティンタジェル公の臣ブラスティアス、ロト王の子ガウェインと、その弟アグラヴェインとガヘリスとガレスとモードレッド、バン王の子ラーンスロットと弟エクトル、バン王の孫ブラモア・ド・ガニス、ボールス王の子ボールスと、その弟リオネル(ライオネル)、ペリノア王の子アグロヴァルとパーシヴァルとラモラック、コーンウォールの王の子カドールと、その義弟カラドック・ブリフブラ、マーク王の甥でホエル王の養子トリストラム、ウリエン王の子オワイン、二本剣の騎士ベイリン(バリン)、ラーンスロットの子ガラハッド。
物語の作者や書かれた年代や地方によって、その騎士たちが全く違うのであくまで参考程度。
ただ、ここからはアーサー王直属の騎士が、それほど多くないことが見て取れる。バン王とボース王はフランス北西部の2国を治めていた兄弟王で、アーサーの王国とは臣下の礼を取った同盟関係にあるとも言える。その2国の騎士は内乱の際にほとんどがバン王の子ラーンスロットの側につくことになる。
ちなみに、円卓の騎士全体の騎士の人数は150人から1600人の記述があり、こちらも誤差がありすぎて話にならない。
上記の騎士名の中には、ブリテン、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、イタリアなどで書かれた小物語で活躍した騎士が、強引に1つに集合させられた結果として、アーサー王や物語の主幹に関係の薄い騎士も多く含まれている。
また古い物語の騎士が、より新しい物語の新しい名前の騎士に吸収、混同されていることなどもよくある。
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作成者:渡邉聡士 作成日:
更新日:2005-03-23 00:00:00
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・『アーサー王の死』 T・マロリー作 W・キャクストン編 厨川文夫・厨川圭子抄訳 筑摩書房
・『アーサー王ロマンス』 井村君江著 筑摩書房
・『アーサー王物語』 トマス・ブルフィンチ著 大久保博編訳 角川書店
・『アーサー王伝説紀行』 加藤恭子著 中公新書
・『図説アーサー王伝説事典』 ローナン・コグラン著 山本史朗訳 原書房
・『アーサー王伝説の起源』 C・スコット・リトルトン リンダ・A・マルカー著 辺見葉子 吉田瑞穂訳 青土社
・『図説ケルト神話物語』 イアン・ツァイセック著 山本史朗 山本素子訳
・『ケルトの神話』 井村君江著 筑摩書房
・『ケルト神話と中世騎士物語』 田中仁彦著 中公新書
・『新約聖書』 新共同訳 日本聖書教会
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