勇士アイネイアースの子孫にしてローマの建設者。諸説あるが、通常、アルバ・ロンガの王ヌミトルの娘レア・シルウィアと神マルスとの子され、またレムスとは双子の兄弟であるとされる。
ヌミトルの兄弟アムーリウスは兄の王位継承者を排除するため、ヌミトルの娘レア・シルウィアを子供が生めないウェスタの巫女にした。しかし、マルス神が彼女を犯した。
アムーリウスはレア・シルウィアを殺し、生まれた子をティベル河岸に棄てた(あるいは召使いが籠に入れてティベル河に流した)が、牝狼が二人に乳を与えて助け、後に王の羊飼いファウストゥルスに拾われ養育される。
成長した二人はファウストゥルスから自分たちの素性を聞き、アルバ・ロンガに帰還。アムーリウスを殺し、父をアルバ・ロンガの王とした上で、自分たちはローマに別の町を建設することを決断した。
建設途上、ロムルスはレムスとの間に確執が起こりレムスを殺害。曲折を経ながらもローマの町は前754年に完成した。
その後、ロムルスは町の住民を増やすために近隣のサビーニー人の娘を略取。これが原因でローマ人とサビーニー人との間に戦争が起こったが、ヤヌス神やユピテル神の支援によりロムルスは勝利する。しかし、一般にはさらわれたサビーニーの娘立ちを親兄弟の仲介者として利用し、和議が成立したことになっている。
その後しばらくロムルスとサビーニー人の王ティトゥス・タティウスのニ大がローマを支配したが、タティウスの死去により、ロムルスが両民族を支配。彼は33年の支配の後54歳で世を去った。一説では、ロムルスは天に上げられ神クイリーヌスと化したともされる。
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