姓を李、名を耳、字は伯陽。道教の祖といわれる伝説的人物。天地よりも先に生まれたとも、懐妊して72年してから生まれたとも、さまざまな伝説が存在するが、多く謎につつまれている。周の時代の蔵書官を努めていたとされ、そのころ孔子も訪れ「龍のようにとらえどころのない人物」と評した。やがて、青牛に乗り、大秦国(ローマ帝国)へ向かう。途中、西関を通るさい関守の尹喜と出会い、老子を大人物と認めた彼の頼みに応じて「道徳経」上下二巻を著す。これが後に言う、書「老子」であり、神仙をめざすものの必須の書である。その後、尹喜とともに西方へ旅立ち、その行方を知るものはいない。のちに、神格化され天・仙の最高神たる太上老君となった。
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