古エッダ『アルヴィースの歌』に登場する。トールとシフの娘。大変美しく、小人族のアルヴィースに求婚される。
雪の様な白い肌と、シフの様な綺麗な金髪を備えたスルードは、トールの溺愛の娘だった。しかしある日、彼の館にアルヴィースが尋ねてきて、スルードと結婚したいと半ば強引に申し出た。当然、トールは激怒する。だが、小人族に借りがある神々は無下に追い返すわけにもいかない。
そこでトールは、凄まじい知識を持つアルヴィースに、森羅万象あらゆる質問をする事にした。アルヴィースは淀むことなく、その質問に次々に答えていく。質問は長い時間続いた。アルヴィースはしびれを切らし、早くスルードをよこせと言った。しかし、トールは落ち着き払ってゆっくりと微笑した。「お前は、その知識に溺れたのだ。見るがいい、朝日がお前を焼き尽くすだろう」。言い終わった時、後悔は既に遅く、輝く朝日が小人族のアルヴィースを捕らえたのだった。
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