インドの神話。数ある太陽の神格化の中で、もっとも具体的に太陽を神格化したのがスーリヤである。語源的に、スル (sur)、スヴァル(sva
r)から発生したもので、『リグ・ヴェーダ』の中でのスーリヤは、太陽の光などの様相を表しており、サーヴィトリーと呼ばれる。また、ヴィヴァスヴァットとも同一視される。
プラーナ文献において、彼は金髪で3つの眼、4本の腕を持った赤色の人間として描かれている。
彼の乗りものは、7頭の馬が曳く黄金の戦車である。天空の神ヴァルナが作った天の道を、東から西へと駆け抜けるのだ。『ヴィシュヌ・プラーナ』によれば、彼の乗る戦車は非常に巨大で、9000ヨージャナ(1ヨージャナ=約7〜8km)もあり、3つの中心部分と、「時」の車輪が不滅の年に固定されている。このスーリヤの戦車には、一年のそれぞれの月に応じて、12人のアーディティヤ、アプサラス、ガンダルヴァ、ナーガ、巨人、聖者、ヤクシャ達が同乗する。彼らは同族を代表して、スーリヤをサポートするのである。
またスーリヤは、ヴィシュヴァカルマンの娘であるサンジュナーと結婚した。詳しいエピソードはサンジュナーの項目を参考にして欲しいが、娘夫婦の不仲の原因を知ったヴィシュヴァカルマンは、眩しすぎるスーリヤ体の一部分を削って、その輝きを減らしたのである。そして、その光の破片でヴィシュヌのチャクラ、シヴァの三叉戟、スカンダ(カルティケーヤ)の槍などを作り出した。
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