ナイジェリアのヨルバ族の神話に登場する雷神。雷光と嵐を司る精霊で、諸刃の斧をその象徴とする。元は実在したナイジェリアの古代王国の王。ヨルバ神話ではこうした実在の人間から神となった者をオリシャと呼ぶが、シャンゴはその典型的な例である。
実在のシャンゴはヨルバ諸国の中でも最大の王国オヨの第3代国王であった。百戦錬磨の戦士で、医術の心得もあり、また神となる以前から口から火を吐いたり、雷を操る能力を持っていたという。
シャンゴは次々と王国の版図を広げていったが、暴君の一面も持っていた。権力を持ち過ぎた二人の臣下を争わせて共倒れを狙ったが、勝ち残った一人に攻められ、森に逃れ自害した。あるいは稲妻を使って、誤って妻子を殺してしまい、悔恨の末に自害したとも伝えられる。シャンゴは鎖で天に昇り、雷をもって彼を嘲笑った者達を雷で焼き殺したといわれる。後にその霊を慰めるために神として祭られた。
現在でもシャンゴを祭る集団があり、シャンゴの霊が降りて来た者はシャンゴとして振舞うという。
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