サイトトップ | 事典トップ | ニュース | リンク
   Google  
Web 事典内検索
関連項目

 ・十種の神宝_2 :日本
 ・饒速日命 :日本


関連サイト



関連書籍









十種の神宝 ( トクサノカンダカラ ) 英名:

 地 域: 日本
 テーマ: 一般
 種 別: 道具

  平安初期に偽造されたともされる物部氏の伝承をまとめた書、『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』または旧事紀に登場する、ニギハヤヒが授かったとされる天璽(あまつしるし)の瑞宝(みずのたから)。呼び名の通り、10種あるとされる。
 現存せず、過去に存在したかも疑問視されているが、現在は石上神社か玉置山にあるのだともいわれる。

 沖都鏡
 (おきつかがみ)
 栄えをもたらすもの。
 沖の方の海原の象徴。またはその海原に映る太陽の象徴。奥津鏡とも。
 辺都鏡
 (へつかがみ)
 栄えをもたらすもの。
 海岸周辺の海原の象徴。またはその海原に映る太陽の象徴。辺津鏡とも。
 八握剣
 (やつかのけん)
 凶悪な者や邪な者を罰し、平らげるもの。
 普通、握り拳8個分の長さを持つ剣のことだが、ここでは特別に、剣の柄に8つの飾りが着いているように見えるためとも。
 生玉
 (いくたま)
 生きる活力を与えるもの。
 生者の生命力の象徴で、生きている魂を表す。
 死返玉
 (まかるかえしのたま)
 死者を蘇らせるもの。
 死から返る魂の象徴。
 足玉
 (たるたま)
 姿形を具足するもの(?)。
 満ち足りた魂の象徴のはずだが、肉体を維持するものの意か?
 道返玉
 (ちがえしのたま)
 逝く魂を留め、返すもの。
 いわゆる黄泉路から返る魂の象徴。
 蛇比礼
 (へびのひれ)
 蛇を祓い退け、その害を癒すもの。
 振り打ち払うと蛇が去るという。ひれは領巾や肩巾と書き、首から肩に垂らす薄い布のこと。
 蜂比礼
 (はちのひれ)
 百足や蜂などの害虫を祓い退け、その害を癒すもの。
 振り打ち払うと虫が去るという。呉公蜂の比礼とも。
 品物比礼
 (くさぐさのもののひれ)
 悪鳥や悪獣、妖しいものや邪なものを祓い、退けるもの。
 種種物比礼とも書く。

「天神御祖教えみことのりして曰く、もし痛むところあらばこの十宝をして、一二三四五六七八九十と言いて振るえ。ゆらゆらと振るえ。かく為せば、まかるれる人は返りて生きなむ。これすなわち、いわゆる振るのことの本なり」  

−−先代旧事本紀よりの抜粋を編集  


項目情報

 作成者:渡邉聡士
 作成日:
 更新日:2005-04-01 00:00:00

参考文献
 ・『日本書紀』 坂本・家永・井上・大野校注 岩波書店
 ・『古事記』 武田祐吉訳注 中村啓信補訂・解説 角川書店
 ・『今昔物語集』 佐藤謙三校注 角川文庫
 ・『宇治拾遺物語』 中島悦次校注 角川文庫
 ・『御伽草子』 市古貞次校注 岩波書店
 ・『日本伝説集』 武田静澄著 現代教養文庫
 ・『日本伝説集』 高木敏雄著 山田野理夫編 宝文館出
 ・『昔話・伝説必携』 野村純一編 学燈社
 ・『全国妖怪事典』 千葉 幹夫 編 小学館      他 

サイトトップ | 事典トップ | ニュース | リンク
Copyright (c) 2006 All Rights Reserved by Pandaemonium.