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トロウ ( トロウ ) 英名: Trow

 地 域: ヨーロッパ-その他
 テーマ: ヨーロッパの妖精伝説
 種 別: 名前

 トロウは、スカンジナビア北方の海に浮かぶシェトランド諸島に住んでいるという。
 姿は人間に似ているが、背丈は大変に低い。いつも灰緑色の服を着ており、草の生えた丘の下の豪華な宮殿に住んでいる。そして、その宮殿は何から何まで黄金で飾られている。
 宮殿に出入りできるのは太陽が出ていない時だけで、一方から入り、その反対側からでる。
 トロウは日が暮れてから現われて、夜明け前に戻らなければならず、もし夜明け前に戻ることができなければ、あたりをうろうろさ迷い歩いて、隠れる場所を探さなければならなくなる。
 そして、夜に出て来たトロウは人間にとってかなり迷惑な存在となる。
 農家の牛小屋の中に忍び込みこっそり牝牛の乳をしぼる。音楽や宴会が好きだがそのための牛や羊を盗む。自分の子供と人間の子供を取り替えるなどのことをする。
 トロウが人間に見つかった場合、相手を睨みつけながらじりじりと後ずさりしながら去っていく。また、人間の方がトロウから目を離さなければトロウは身体が痺れて動けなくなる、と言った特徴をもっているが、トロウを見ることは不吉なことで、それだけで災いがふりかかるという。その災いが子供に降りかかった場合は死ぬ危険があり、その子供を救う方法はただ1つ。健康な子供を持った9人の母親から3種類の食べ物を譲り受け、それをその子供に食べさせなければならない。

項目情報

 作成者:神楽 秋
 作成日:
 更新日:2005-02-10 00:00:00

参考文献
 ・『妖精』草野 巧(新紀元社)

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