ワジト、エジョ、ウト(Wadjyt,Edjo,Uto)とも。下エジプトの守護神。上エジプトの守護神はネクベトであり、エジプト王権の二元性に深く根付いていると考えられる。コブラの女神として表現される。その名は「緑なる者」「パピルスの女」を意味する。
その崇拝は、先王朝時代に遡り、下エジプトの街ブトと関連があると考えられる。普通、鎌首をもたげたコブラとして描かれるワジェトは、王権を表す蛇のイメージと重なり、王の冠などから突き出ている装飾のウラエウスと同一視されるようになった。
またライオンの姿で表されることもあったが、ワジェトとウラエウスが「ラーの眼」として知られる雌ライオンの女神と、しばしば同一されたためである。
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