別にエクスカリバー、エスカリバーとも呼ばれる。
柄は数々の宝石で飾られ、剣はあたかもたいまつを30本集めたかのごとく光を放ち敵の目を射たという、アーサー王の持つ魔法の剣。
またその鞘は持つ者の傷を治し、不死身にする力があった。
だが鞘は、湖の貴婦人のひとりである妖精モルガンに奪われ、湖に投げ込まれて2度とアーサーの手に戻らなくなる。
そしてエクスキャリバー自身もまた、アーサーの死の間際に湖へと帰る。
王の証としてアーサーが鉄床(かなとこ)から抜いたエクスキャリバーと、その王者の剣がペリノア王によって折られた後に、湖の精から授けられたエクスキャリバーの、2本が混在する。
1本目をエクスキャリバーではないとする解釈、折られたエクスキャリバーを湖の精が再生したものが新しいエクスキャリバー(エクス・カリブルヌスの意)だとする解釈、1本目をカリブルヌス(カラドヴルフ)とし、湖の精によって打ち直されアヴァロン(異界)の力を得た2本目をエクスキャリバーとする解釈などがある。
エクスキャリバーと守護の鞘は一組であるようなので、鞘の存在の薄い1本目の剣はエクスキャリバーではないとされるのが主流のようだ。
1本目の正統な王の証を立てる儀式は、ケルト神話のリア・ファイル(戴冠石)の変形だとも考えられている。
<剣の起源>
英雄と銘のある武具という物語の題材は、全世界の数多くの神話や伝説に残っている。またその武具をいったん喪失し、再生したものを得るといった題材も北欧や西欧に多く見られる。
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