通称『関帝』。古代中国、後漢時代の勇将関羽(字雲長)が神格化されたもの。『関帝爺』『山西夫子』『蓋天古仏』『協天大帝』『伏魔大帝』などとも呼ばれる。『三国志(演義)』において、義侠心に富み、その忠節を讚えられた関羽は、歴代の王朝からも厚い尊崇を受け、『伽藍神』『三界伏魔大帝神威遠震天尊関聖帝君(これを略して関帝聖君とする)』『忠義神武霊佑仁勇威顕関聖大帝』などの称号が贈られている(特に清王朝においては、建国に際して多くの神助を受けたとして、王朝の守護神として手厚く祭られた)。
当然ながら武神として信仰されるほか、死者の無念を晴らす『老爺』と呼ばれる幽界の有力神、真義に厚く、理財に精通し、金銭にとらわれない潔癖性から財神としても信仰される。算盤を開発したとも云われている。そのほかにも災難予知、死者蘇生を司り、無礼を許さない神、天界の南大門の守護神としてのほか、タンキーに憑く神とされる。道教だけでなく、仏教(仏教の護法神『関帝菩薩』『伽藍菩薩』)、儒教(『五文昌』の一人『文衡聖帝』)においても信仰されている。
彼を祭る関帝廟では、左右に息子の関平聖君と、部下の周倉爺を侍らせ、王侯の装束をもって表される。また、関帝廟は孔子の『文廟』に対して『武廟』と呼ばれる。旧暦の6月24日が関帝聖君の聖誕祭とされている。現在、天帝の座についているとも云われている。
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