室町時代末期に登場した幻術師で、生没年は不詳。
難癖をつけてきた男の歯を楊枝でなでると、今にも歯が抜け落ちそうにぶら下がった。
水際の笹の葉を水面にほうると、たちまち魚に変化して泳ぎ出した。
松永弾正久秀は果心をひいきにしており「幾度も戦場の修羅場を潜ってきた私に恐ろしい思いをさせてみよ」と言われ、数年前に死んだ弾正の妻の幻影を出現させて、震え上がらせたことがある。
記録を見る限りペルシアの幻術のようだが、幻術の系統や、誰からどのような理由で術を修得したのかも不明。すくなくとも、忍者のような動きは見られない。
秀吉に召されたが、その際、誰にも知らぬ秀吉の私事をあばいたせいで不興を買ってしまい、果心を捕らえてはりつけにすることにしたが、果心はネズミに変じ、それを鳶がくわえてどこかに飛び去ったという。
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