1380年オランダに生まれたリドヴィナは、15歳の時、スケート中に転倒し、右胸の肋骨を1本だけ骨折する。ところが、その後彼女はあらゆる病気を併発し、全身が腐っていく。彼女が身に負った病は、ライ病を除くありとあらゆる病気だった。当時ライ病患者たちは無条件に隔離されたからだ。彼女はライ病には罹らなかったから、隔離もされず、それによって神の奇跡を万人の前に顕現した。彼女の苦痛は、贖罪だったから。額が割れ全身が腐っても、彼女が死ななかったのは、人々の罪を購っていたからだった。その身体のまま、彼女は1433年まで生き、53歳で死んだが、死ぬと、全身の傷は失せて、17歳の少女が笑顔で眠っているように見えた。
なお、彼女の名はフラマン語では「苦しむ」、ドイツ語では「大いなる忍耐」という言葉に照合するらしい。
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