三国時代で最高の呪法者といわれる左慈だが、決して見栄えはよくない。斜視で片足が不自由、青い帽子に青い服という貧相な姿である。しかし、宮廷に引き出されても、全く臆するところがなく、どんぶりから大魚を釣り上げ、何千キロも離れたところの食べ物を瞬時に出現させる。監禁されても平気で抜け出し、拷問も何の役に立たない。英雄・魏の曹操の面目を丸潰れにさせたのである。
左慈には、特に目立った功績も、人民救済の手柄も無いが、権力に屈しないヒーローとして、長く中国の人々に支持されてきた。日本の役行者や果心居士の伝説には、この左慈の影響が濃い。
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