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累 ( カサネ ) 英名:

 地 域: 日本
 テーマ: 一般
 種 別: 名前

 下総国法蔵寺(茨城県水海道市)に伝わる因縁話に登場する醜女の名前。嫉妬深い累は夫の与右衛門(よえもん)に殺され、後に怨霊となって一族に祟ったが、祐天上人の祈りによって解脱したという特異な題材は、浄瑠璃・歌舞伎などに数多く脚色され、「累物(かさねもの)」という一系統をなした。1731(享保16)年に初めて歌舞伎化され、後伊達騒動と結びついて1778(安永7)年『伊達競阿国劇場(だてくらべおくにかぶき)』が作られ、人形浄瑠璃にも移されて有名となった。今日でも上演・演奏されるものには、4世鶴屋南北(つるやなんぼく)作の清元による舞踊劇『色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)』(通称『累』)、三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)の怪談噺(かいだんばなし)を脚色した『真景累ヶ淵(しんけいかさねがふち)』、新内『鬼怒川物語』などがある。

項目情報

 作成者:山本寛子
 作成日: 2005-10-01 00:00:00
 更新日:2005-10-01 00:00:00

参考文献
・『学芸百科事典4』(旺文社)

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